株式会社森林環境リアライズ ERIホールディングス株式会社

令和4年度「新しい林業」に向けた林業経営育成対策のうち林業労働災害撲滅研修活動レポート(広島前期)

 

広島県前期研修活動レポート 2022年8月31日(水)~9月1日(木)






初日座学
座学:林業労働災害の発生状況と対策及びベテランのこれからの働き方について座学を行いました。午後からは自分の仕事年表の作成とワークショップを行って、林業や労働安全とのかかわりについて情報の共有をはかりました。



展示・体験
座学:会場には安全衛生装備・装置メーカーの協力を受けて、安全装備品等の展示・実装体験、並びに林業労働災害VR体験活動を行いました。




2日目座学
座学:実習の前に会議室でチェーンソー操作技能のトレーニングと効果安全な伐木のポイントと伐木作業のポイントについて、飛田講師の講義を受けました。



実習風景
実習:講義のあと、雨が予想されましたので旧製材工場内を使って実習を行いました。実習は4mの丸太を0.8mに玉切った丸太を固定台に立て固定して、受け口作成、つるの作成などの実習を行いました。



伐木開始
実習:実習は2班に分かれて、志田講師とA班の安田さん(企画委員)に支援を頂き、指定した伐倒方向や受け口の角度、つるの幅・高さを目標に伐木して、伐り終わった後に指定寸法に対する受け口の角度や伐倒方向、つるの幅・高さなどを計測して、その差を確認し、自身の癖や課題解決に取り組みました。一番初めの伐木は、自身のこれまでの伐り方で目標値で伐木します。



課題発見
実習:自身の伐り方で伐木した後は志田講師より、正確な伐倒方向の見方や受け口の角度、つるの幅・高さの作り方のポイントの指導を受けて、自身の癖や課題を見つけました。



課題解決
実習:志田講師の指導のあとは、終日、正確で安全な伐木を目標に自身の課題解決に取り組みました。



共通課題
実習:多くの研修生の課題は、安全面ではチェーンソーブレーキをかけずに歩行すること、各ポイントで安全を確認せずに、流れ作業に成りがちなことでした。伐木技術では伐木方向のズレと、受け口の下切りの水平維持が難しいことが共通の課題でした。