福島後期研修活動レポート 2021年8月26日(木)~27日(金)
- 福島県及び林業・木材製造業労働災害防止協会福島支部の後援を受けて、林業労働災害撲滅研修後期を行いました。
8月26日(木曜日)福島空港公園緑のスポーツエリア(21世紀建設館)の緑地をお借りして、1か月間取り組んだチェーンソー操作技能の自己練習成果発表と、操作技能の課題解決方法のグループ検討、ならびにチェーンソー操作技能の指導方法などの実習を行いました。
- 開催当日は晴天の残暑厳しいなか、後期研修のオリエンテーションを行いました。
- 先ず初めに1か月間のチェーンソー操作技能の自己練習成果発表として、ミニ伐木競技大会を開催しました。伐木方向、受け口角度、深さ、ツルの幅高さなどを指標に、その成果を確認しました。
- ミニ伐木競技大会のあとは、グループ毎に自身の伐木技術の課題を話し合って、解決策を探り、伐木練習を繰り返しました。
- 伐木練習は4グループに分かれて、課題解決の反復練習を行いました。
- 指差し呼称で、上ヨシ、まわりヨシ、伐倒方向ヨシ、退避場ヨシのかけ声のもと、反復練習を行いました。
- 福島県の研修生は全員が、防護シューズ、防護パンツ(チャップス)、フェースガード・イヤーマフ付ヘルメットを装着して研修に参加しました。
伐木後には伐木精度の計測を行っています。
- 伐倒方向のズレを計測します。
- 受け口の深さとツルの幅・高さを計測します。
- 受け口角度を計測します。
- 受け口の下切りの水平角を計測します。
8月27日(金曜日)福島空港公園緑のスポーツエリア(21世紀建設館)で1か月間の振り返りワークショップ(座学)と、林業安全ゲームを使用した伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- 後期2日目の初めは、自己練習期間中の安全対策や現場における指導などの取り組みについて発表して頂きました。研修生は、現場写真や動画、社内研修で使用したパワーポイントなどを利用した活動報告がありました。
- 自己練習期間中の取り組み発表の後は、グループワークで各自にこれからの練習プランを作成し発表して頂きました。
- 後期2日目の午後は、愛媛大学の山田先生が開発した林業安全ゲーム(チェーンソー伐木作業編)を使用して、伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- ゲームマスター(グループことのマネージャー)は、木材製造業労働災害防止協会福島支部の平子支部長と鈴木事務局長、飛田・石山講師が行って、ゲーム内で発生する質問カードに関する深掘りをして、伐木で発生する災害に対する対策などの振り返りを行いました。
- 後期研修初日の最後に集合写真を撮りました。